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20232/5

『誰が○○を殺すのか』、誰がそれを許したのか

ぼーっと生きてるせいかどうか分からないが・・・。
2,3日前に、並べて立てていた数冊の新書のうちの2冊が、同じようなタイトルだったことに気づいた。

『誰が国家を殺すのか』、『誰が農業を殺すのか』。
「誰が○○を殺すのか」で、○○を違う用語に置き換えた書名。

塩野七生氏著『誰が国家を殺すのか 』(2022/11/20刊・文春新書)
窪田新之助氏・山口亮子氏著 『誰が農業を殺すのか』(2022/12/20刊:新潮新書 )

この2冊で、最近当サイトで、以下の投稿で紹介した新刊新書。

続・1月課題新書:『誰が国家を殺すのか』『日本政治思想史新論』『TPP亡国論』すべて中古書で(2023/1/15)
2月課題新書。食料安保と関係する2冊と日本の未来書:『日本が飢える!』『誰が日本の農業を殺すのか』『2040年の日本』(2023/2/1)

塩野さんの方が出版が1ヶ月早いので、後の方が、表現は悪いが、パクったのかな?と変に勘ぐり。
しかし、2冊あるということは3冊ある? 
もしかしたら、同じタイトルパクリ本があるかも、と Amazon で調べてみたら・・・。
あるわあるわ・・・。

以下、出版順に並べてみた。

1.『だれが「音楽」を殺すのか?』(2004年9月刊)
2.『誰が沖縄を殺すのか』 (2016年4月刊)
3.『だれが医療を殺すのか』 (2016年4月刊)
4.『誰がアパレルを殺すのか』  (2017年5月刊)
5.『誰がテレビを殺すのか』  (2018年5月刊)
6.『誰が「道徳」を殺すのか』 (2018年9月刊)
7.『誰が科学を殺すのか』  (2019年10月刊)
8.『ルポ 誰が国語力を殺すのか』 (2022年7月刊)
9.『誰が国家を殺すのか』 (2022年11月刊)
10.『誰が農業を殺すのか』    (2022年12月刊 )

特に何が問題、ということもないのだが、誰がこんなことを許したのか?

2004年の第1弾から随分間が開いている。
しかし、この本では、「だれが」と平仮名になっており、「?」と「」を付けてもいるので2016年以降の書とは異なるとみなすことに。
ということで、最初の2016年以降は、ほぼ毎年1,2冊出版。
しかし2020年、2021年となく、昨年その分を埋める結果に。

さて今年は、「誰が、なにを殺すのか?」
上記10冊のうち、テーマを考えると、「沖縄」と「国家」と「農業」の3つが、インパクトが強く、問題提起書としての訴求力・訴求度が強く感じられる。
あとのタイトルは、今ひとつ、今ふたつ、という感じ。
あまり簡単に、殺すのも、よくはないな・・・。

20年、30年後の社会を生きるすべての世代へ

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