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「『新型格差社会』から考える分断・格差抑止のBI論」シリーズ:2021年発刊新書考察シリーズ振り返り-2


今年2021年、当サイト管理者が運営する他の2つのサイトで展開した、新刊新書を取り上げて考察するシリーズ。
その振り返りからいくつかのシリーズを紹介するシリーズ、第2回です。

今回は、山田昌弘氏の著『新型格差社会』(2021/4/30刊)を取り上げた<『新型格差社会』から考える分断・格差抑止のBI論>シリーズです。



当シリーズは、以下の5種類の格差課題についての考察シリーズです。

「家族格差」拡大・加速化対策としてのベーシック・ペンション:『新型格差社会』から考える格差・階層社会化抑止のBI論-1(2021/5/8)
「教育格差」対策としてのベーシック・ペンション:『新型格差社会』から考える格差・階層社会化抑止のBI論-2(2021/5/10)
「仕事格差」対策としてのベーシック・ペンション:『新型格差社会』から考える分断・格差抑止のBI論-3 (2021/5/12)
「地域格差」対策にも有効なベーシック・ペンション:『新型格差社会』から考える分断・格差抑止のBI論-4(2021/5/14)
「消費格差」の本質は所得格差。ベーシック・ペンションが必然の対策:『新型格差社会』から考える分断・格差抑止のBI論-5(2021/5/16)



前回の紹介シリーズ第1回に倣って、そのテーマ部分だけ書き写すと以下の展開になります。
「家族格差」拡大・加速化対策としてのベーシック・ペンション
「教育格差」対策としてのベーシック・ペンション
「仕事格差」対策としてのベーシック・ペンション
「地域格差」にも有効なベーシック・ペンション
「消費格差」の本質は所得格差。ベーシック・ペンションが必然の対策

ベーシック・ペンションは、当サイト管理者が、https://basicpension.jp 及び https://2050society.com で提案している日本独自のベーシックインカム、ベーシック・ペンション生活基礎年金のこと。
コロナ禍を始めとしてこのところの社会経済の停滞に伴い、これまでの格差問題が大きくなり、新たな格差社会を出現させることになったとする主張とそれに対する対策を論じた同書。
その著者山田氏は、その対策にベーシックインカムの導入を掲げているわけではありません。
またその発想自体お持ちではありません。

同氏が種々提起する対策が有効であるとは評価できず、ベーシック・ペンションがそこで全てに有効ということではありませんが、格差問題の議論に一種の緩衝となるでしょうし、より具体的な対策の議論・提案に向かって、一歩前に進む手段・方策になると考えています。

社会政策、社会保障政策を論じる時、どうしても感覚的・情緒的な方法・方策でお茶を濁されがち。
そこに現金給付あるいは専用デジタル通貨の給付で、格差解消のための具体的な取り組みが、個人や組織、地域単位に可能になると考えての本シリーズでした。

このシリーズの後、山田昌弘氏の別の新刊新書についてのシリーズも展開しました。
次回、紹介します。

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