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野口悠紀雄氏著『CBDC中央銀行デジタル通貨の衝撃』:勝手に新書-3

book, onologue, thinking

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 昨日2021/12/11に何とか予定の期間内に読み終えた、野口悠紀雄氏著『CBDC 中央銀行デジタル通貨の衝撃』(2021/11/15刊・新潮社)。

 本書購入は、運営する日本独自のベーシックインカム、ベーシック・ペンション生活基礎年金提案WEBサイト http://baiscpension.jp で利用できると考えたため。


 もう少し具体的に説明すると、提案するベーシック・ペンションは、それだけのための専用デジタル通貨で支給するとしており、導入する上での技術的な可能性、あるいは反対に難しさなどを検討し、その管理運営上の方法や対策について考えたかったからです。

 同書の構成は、次のようになっています。

はじめに
第1章 リブラが口火を切ったデジタル通貨
第2章 CDBCの仕組みと必要性
第3章 デジタル人民元は大きな脅威となる
第4章 中央銀行デジタル通貨は社会の基本を変える
第5章 ビットコイン創始者は「国の管理から自由な通貨」を求めた
第6章 「デジタル円」の前に立ちはだかる厚い壁
第7章 パラダイムの転換に成功した社会が未来を拓く
終 章 デジタル通貨時代に向けての5つの提言


 興味深いテーマ展開でした。

 読み終えて、新書に比べ少し値段も高い本で(基本、新書優先で購入する方針から外れた書だが)、それだけの価値はあったと評価。
 早ければ、来週から、そのサイトの中で参考図書として活用し、専用デジタル通貨論をシリーズ化する予定です。

 なお内容的には、他サイトで以下の記事で先日紹介した、堤未果氏著デジタル・ファシズム 日本の資産と主権が消える』(2021/8/30刊・NHK出版新書) の「第Ⅱ部 マネーが狙われる」と重ね合わせて考えてみても良いかとも。
ビル・ゲイツもスティーブ・ジョブスも自分の子どもにはスマホもタブレットも持たせなかった:堤未果氏著『デジタル・ファシズム』から(2021/12/6)
 但し、あるとしても堤書を用いてのシリーズの中でのことで、https://2050society.com で、野口書の内容を活用する展開になるかと思います。



年末用・年明け用に、ネットで新書・選書まとめ買い


 実は、本書の購入は、11月28日(日)が、Yahoo! Shopping でポイント倍率が高い日曜日であったことに加え、1万円以上購入時1,000円クーポン付きであったため、8冊まとめ買いしたうちの1冊。
(冒頭画像参照)
 その内の1冊 杉田俊介氏著『マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か #MeTooに加われない男たち』(2021/9/17刊・集英社新書) は、以下の記事で取り上げた新書です。
「いま自分の立ち位置に迷うマジョリティ男性に待望の一冊」って意味不明:『マジョリティ男性にとってまっとうさとは何か』って何か?(2021/11/23)

 その中のもう1冊も新書ではない書で、岩田正美氏著『生活保護解体論』(2021/11/5刊・岩波書店)で、これも先述したベーシック・ペンションサイトで取り上げたかったためのもの。
 この書は、今日から読み始めました。
 読み終えた時点で、当<勝手に新書>シリーズの4冊目に取り上げようと考えています。

 この2冊両方のシリーズを、ベーシック・ペンション生活基礎年金提案WEBサイト http://baiscpension.jp は、2021年の締めくくりと2022年のスタートの格好のテーマにできそうで、楽しみです。

 もちろん、8冊の内の他の書から、追っかけこの <勝手に新書>シリーズ で紹介したいと思うものがでると良いのですが。



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