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グリーン水素社会実現に向けてのエネルギーシステム改革:2030年の社会システム改革シリーズ-5

少しずつ、よくなる社会に・・・

WEBサイト「2050 SOCIETY」2020年3月投稿記事紹介-6

先日、当サイト管理者 Ohno Haruo 大野晴夫が、2020年4月開設のサイト https://2050society.com
その開設の事情・経緯に関する記事
WEBサイト「2050 SOCIETY」2年前2020年4月開設の経緯(2022/2/20)を紹介。

その後、事情の一つである、2020年4月開設前日付である3月に投稿した形になっているシリーズ記事等を、順次以下のように紹介してきています。

他サイト投稿記事が2020年4月開設サイト「2050 SOCIETY」へ誘導(2022/2/21)
新型コロナウイルス禍が引き起こす社会経済システム改革:WEBサイト「2050 SOCIETY」2020年3月投稿記事紹介-1(2022/2/22)
絶対不可欠の政治システム改革:2030年の社会システム改革シリーズ-1(2022/2/23)
年金制度統合による社会保障システム改革:2030年の社会システム改革シリーズ-2(2022/2/24)
公務員および公務業務の在り方から考える行政システム改革:2030年の社会システム改革シリーズ-3(2022/2/25)
多様なアプローチによる保育システム改革:2030年の社会システム改革シリーズ-4(2022/2/26)

そして今回は、<2030年の社会システム改革シリーズ-5>として、エネルギーシステム改革についてです。

2030年の社会システム改革シリーズ-5:グリーン水素社会実現に向けてのエネルギーシステム改革

このシリーズは、以下のように2記事構成です。

<第1回>:電力行政改革によるエネルギーシステム改革-1(2020/3/25)
<第2回>:再生可能エネルギーと水素社会によるエネルギーシステム改革-2(2020/3/26)

これまでと同様に2回分の記事を連続させると、以下の構成になっています。

「グリーン水素社会実現に向けてのエネルギーシステム改革」の構成および目標

1)電力自由化とは何だったのか?
2)既存大手電力企業主体の電力行政温存では、何も変わらない
3)エネルギー事業の一部国有化、送配電網の国有化
4)電力行政改革のめざすものと基本方針
(以上第1回。以下第2回)
5)脱化石燃料・脱原発のリーダーシップを取れない日本の政治の未熟さ
6)2050年水素社会実現、2040年100%再生エネルギー化、2030年実現可能目標は?
7)進む仮想発電所(VPP)事業投資、蓄電池技術の深化
8)電気料金ゼロ社会も夢じゃない!


以上の展開によるエネルギー政策を要約すると、以下がエネルギーシステム改革でめざす目標・目的とされています。

1.電力エネルギーの自給自足体制構築
2.再生可能エネルギーへの完全移行
3.水素社会の実現
それらを可能にする技術開発
5.電力エネルギー管理システムの構築(世帯・事業所・自治体・国家、対外等)
6.それらに関する技術・ノウハウの蓄積と海外への販売・提供


この記事の提起に至るまで、電力自由化をめぐる電力・エネルギー政策の失政を強く批判してきました。
これに原発問題が重くのしかかり、再生可能エネルギーの構成比の引き上げへの懐疑的な見方がブレーキをかけられ、電源構成をめぐる議論は及び腰のままで、責任をもって行われることはありませんでした。

しかし、菅前首相が就任後まもなく、何を思ったか、突然の「2050年脱炭素、カーボンゼロ化」宣言を行ったことで、ようやく長期的なエネルギー・環境問題戦略が形成される機運が高まるかと期待されたのですが・・・。

いずれにしても技術革新なしに、100%再生可能エネルギー社会、水素社会を構築することは不可能であり、いかに産官学が一体化して、この壮大なプロエジェクトに取り組むか、その在り方とガバナンスが問われることもいうまでもありません。


2050年の日本社会を強くイメージして、粘り強く、明るく

やはり、すべての社会システム改革の取り組みと成否は、政治の在り方に拠ることも明らかです。
ここまで、サイト「2050 SOCIETY」の開設前に記した記事を確認してきました。
それらを投稿したのが2年前。
以降、同サイトで、ほぼ2年間、同様の視点・問題意識をもって、望ましい2050年の日本社会の創造をイメージして、400以上の社会経済と政治行政等に関する記事を投稿してきました。
しかし、疑似政権交代と揶揄される保守政権政党による政治と、野党に期待することの無意味さを骨の髄まで染み込ませてしまっている私たちの多くの政治的心情とは、通じることも、響きあうこともないまま、ウィズ・コロナ生活に追われ、明け暮れて続けています。

「少しずつ、よくなる社会・・・」
このことばを、日々のブログに添えるようにした、2022年2月。
まもなく、月も改まり、迎える春、3月。
粘り強く、日々、時間を使い続けていきたいと思っています。

                       少しずつ、よくなる社会に・・・

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