2020年11月のベーシック・サービス対ベーシック・インカム論とジェンダーとベーシックインカム関係論:2020年ベーシックインカム考察からベーシック・ペンション提案までのプロセス-5
少しずつ、よくなる社会に・・・
先月中旬、ベーシック・ペンションの2022年版提案を、<2050年日本独自のベーシックインカムJBPC完全実現に向けての2022年提案>シリーズとして、専門WEBサイト http://basicpension.jp で以下のようにまとめました。
<第1回>:ベーシック・ペンション法(生活基礎年金法)2022年版法案:2022年ベーシック・ペンション案-1(2022/2/16)
<第2回>:少子化・高齢化社会対策優先でベーシック・ペンション実現へ:2022年ベーシック・ペンション案-2(2022/2/17)
<第3回>:マイナポイントでベーシック・ペンション暫定支給時の管理運用方法と発行額:2022年ベーシック・ペンション案-3(2022/2/18)
<第4回>:困窮者生活保護制度から全国民生活保障制度ベーシック・ペンションへ:2022年ベーシック・ペンション案-4(2022/2/19)
これを一つの区切りとして、2020年及び2021年のベーシックインカム及びベーシック・ペンションに関する投稿記事を遡って初期段階から順次、確認する作業に取り組んでいます。
まずは、2020年に、https://2050society.com で取り組んだ、ベーシックインカム考察開始から、日本独自のベーシックインカム、ベーシック・ペンション生活基礎年金案のとりまとめまでの振り返り。
2020年の取り組みは、6段階(ステップ)に区分して、2021年1月に開設した専門サイト http://basicpension.jp で一度整理しているのですが、それを元にして振り返ることにしています。
ここまでの振り返りは
◆ 2020年3月~6月のベーシック・インカム初期考察論:2020年ベーシックインカム考察からベーシック・ペンション提案までのプロセス-1(2022/3/5)
◆ 2020年6月~8月のベーシック・インカム多面的考察論:2020年ベーシックインカム考察からベーシック・ペンション提案までのプロセス-2(2022/3/6)
◆ 2020年9月の初期ベーシック・インカム法案作りトライアル:2020年ベーシックインカム考察からベーシック・ペンション提案までのプロセス-3(2022/3/16)
◆ 2020年10月実施の初期ベーシック・インカム法案の問題点再検討・考察:2020年ベーシックインカム考察からベーシック・ペンション提案までのプロセス-4(2022/3/17)
の4回。
今回は、第5ステップで、これまでと趣を変えて、ベーシックインカムに反対してベーシック・サービスを提案する論者への対論と<ジェンダー>問題とベーシックインカムと結びつけての論考の紹介、この2つのテーマに取り組んだ、2020年11月の投稿記事リストを以下に紹介します。
一つは、『ベーシックインカムを問いなおす その現実と可能性』(2019/10/18刊)『未来の再建 』という書を参考にして、ベーシック・サービス主張者に対する反論シリーズです。
前半が、『ベーシックインカムを問いなおす その現実と可能性』における各執筆者の小論に対する意見記事。
後半が、ベーシック・ペンションを提唱する井手英策氏の書『未来の再建 』(2018/12/6刊・藤田孝典・今野晴貴氏共著)『幸福の財政論』(2018/11/20刊)を取り上げての反論記事です。
2020年11月(第5ステップ-1):<ベーシック・サービス論との対論>シリーズリスト
1.今野晴貴氏「労働の視点から見たベーシックインカム論」への対論(2020/11/3)
2.藤田孝典氏「貧困問題とベーシックインカム」への対論(2020/11/5)
3.竹信三恵子氏「ベーシックインカムはジェンダー平等の切り札か」への対論(2020/11/7)
4.井手英策氏「財政とベーシックインカム」への対論(2020/11/9)
5.森 周子氏「ベーシックインカムと制度・政策」への対論(2020/11/11)
6.志賀信夫氏「ベーシックインカムと自由」への対論(2020/11/13)
7.佐々木隆治氏「ベーシックインカムと資本主義システム」ヘの対論(2020/11/15)
8.井手英策氏「ベーシック・サービスの提唱」への対論:『未来の再建』から(2020/11/17)
9.井手英策氏「未来の再建のためのベーシック・サービス」とは:『未来の再建』より-2(2020/11/18)
10.ベーシックサービスは、ベーシックインカムの後で:『幸福の財政論』的BSへの決別と協働への道筋(2020/11/26)
次は、『ベーシックインカムとジェンダー 生きづらさからの解放に向けて』(2011/11/7刊)『お金のために働く必要がなくなったら、何をしますか? 』(2018/11/14刊)を参考にしてのミニ考察シリーズです。
2020年11月(第5ステップ-2):<『ベーシックインカムとジェンダー』等から考える>シリーズリスト
以下の3記事にとどまっていますが、実際の書の方はかなりハードな内容で、多くの論者に拠る記述があります。
詳しくは、同書をお読みいただければと思います。
1.白崎朝子氏「あとがき」から考える『ベーシックインカムとジェンダー』論(2020/11/28)
2.性別役割分業解放料としてのBI、口止め料としてのBI(2020/11/29)
3.マジョリティとしての女性水平グループ創出へ(2020/11/30)
この月、第三者による特定の考え方や著述を対象としてベーシックインカムをシリーズ化して考察したのは、初めてのことでした。
この方式は、2021年の後半以降多用することになり、そういう意味では有意義だったと思っています。
なお、本稿と同様の主旨で、http://basicpension.jp 立ち上げ時、以下の記事で振り返りを行っています。
⇒ 対ベーシックサービス論、ジェンダー視点ベーシックインカム論を展開:第5ステップ2020年11月(2021/1/7)
次回は、2020年最終月12月に、ベーシックインカムからベーシック・ペンションに転換することになった、1年の総括として位置づけられる記事集を紹介します。
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