
年金制度統合による社会保障システム改革:2030年の社会システム改革シリーズ-2
少しずつ、よくなる社会に・・・

WEBサイト「2050 SOCIETY」2020年3月投稿記事紹介-3
当サイトの管理者である「Ohno Haruo大野晴夫」が、2020年4月に開設した https://2050society.com
その開設の事情・経緯についての記事
◆ WEBサイト「2050 SOCIETY」2年前2020年4月開設の経緯(2022/2/20)
を先日紹介した後、一昨日
◆ 他サイト投稿記事が2020年4月開設サイト「2050 SOCIETY」へ誘導(2022/2/21)
で、当サイトの軸となる方針・方向付けが確かなものになるきっかけを紹介。
そして
◆ 新型コロナウイルス禍が引き起こす社会経済システム改革:WEBサイト「2050 SOCIETY」2020年3月投稿記事紹介-1(2022/2/22)
と、2020年3月投稿記事のフォローを開始。
前回からは、「2030年の社会システム改革」シリーズを開始。
その1回目は、
◆ 絶対不可欠の政治システム改革:2030年の社会システム改革シリーズ-1(2022/2/23)
2回目の今回は、「社会保障システム改革」がテーマです。
年金制度改革で始める社会保障システム改革:2030年の社会システム改革シリーズ-2
このシリーズは、以下の3つの記事で構成しています。
<第1回>:憲法で規定された生存権と「社会保障」:全世代を対象とする社会保障システム改革-1(2020/3/7)
<第2回>:○○手当は○○年金!?:全世代が年金受給機会を持つ社会保障システム改革-2(2020/3/8)
<第3回>:所得者全員が年金保険料を!:国民年金の厚生年金統合による社会保障システム改革-3(2020/3/9)
年金制度改革で始める社会保障システム改革の構成
前回と同様、各記事毎の小テーマを通し番号を付けて並べてみました。
また、各回毎の重要ポイント部分の記述も併せて転記しています。
1)政治システム改革による最優先課題が「社会保障システム改革」
2)憲法で生存権と共に規定された「社会保障」
3)社会保障、社会福祉とはなにか、再定義が必要に
4)社会保障システム改革の重点方針
1.生涯を対象とする社会保障:国民の生活は、生涯にわたるもの
2.生活部面での便宜的な世代区分における社会保障:
例:①高齢世代(先行世代) ②現役世代 ③後継世代
3.それぞれにおける社会保障課題、社会保障行政等の体系化
案①:社会福祉も医療・公衆衛生も、広義の社会保障に含む
案②:現役世代の雇用・失業・技能訓練等も社会保障領域に
4.社会保障財源改革が不可欠
案①:社会保険料のみを財源とする社会保障・社会福祉は実際にはない
案②:労働保険も、現役世代と後継世代を支えるゆえ、社会保障の一種
5.社会保障行政改革も絶対不可欠
案①:社会保障省の創設と保障業務区分別行政組織再編・改革
案②:歳入・歳出官庁の創設を含む財源管理行政改革も
5)現役世代の負担と高齢者の受給の不公平問題の現実
6)給付方式と給付額を改善すれば年金化可能な社会保障制度
7)後継世代・現役世代・高齢世代、全世代・生涯にわたる年金等社会保障給付システム
1.後継世代:新生児から成人を迎える前までの世代。本人受給分
(1)新生児年金(現状の児童手当を年金化。金額再検討)
(2)児童年金( 同上 )
(3)教育年金(高等教育奨学金的給付。社会人準備。満18歳迄。要件あり)
(4)遺族基礎年金・遺族厚生年金
2.現役世代
(1)新生児養育年金(満1歳未満の新生児を養育する親権者に給付)
(2)幼児養育年金(小学校未就学児童を養育する親権者に給付)
(3)児童教育年金(中学校卒業までの児童を養育する親権者に給付)
(4)失業年金(失業時年金)
(5)遺族基礎年金・遺族厚生年金
3.高齢世代
(1)老齢基礎年金
(2)老齢厚生年金
8)国民年金と厚生年金保険の違いの必要性とは
9)国民年金制度を厚生年金制度に統合・一本化し、所得者全員が保険料負担を
10)基礎年金と厚生年金の2階建て方式をどうするか
いかがでしょうか。
この時点、この検討考察段階で、ベーシックインカムに通じる考え方、試論が描かれつつあることが分かります。
年金制度改革とベーシックインカム導入との親近性が示されているといえますが、この時点では、財源問題についての踏み込みがあいまいなままであることも当然です。
次回は「2030年の社会システム改革シリーズ-3」としての「行政システム改革」がテーマの記事紹介です。

少しずつ、よくなる社会に・・・
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